BCHのハードフォークが約1ヶ月後に近づいている。
BCHのハードフォークが5月15日に実施予定
※日本語翻訳したもの
フルノードクライアントのBitcoin ABC AmaurySéchetのリード開発者は、Bitcoin Cash(BCH)が5月15日にフォークし、ブロックサイズが大きくなり、いくつかの調整が可能になることを確認しました。
Bitcoin ABCの開発者は、新しいコンセンサスのルールを含め、打ち上げ前にダウンロードできるBitcoin ABC 0.17.0のコードベースを作成しました。この変更は、5月15日の12時(UTC=協定世界時)に予定されており、設定されたブロックの高さではなく、MTP(Median Time Passed)に基づいて行われます。
今回は新しい分岐コインがもらえるハードフォークではない。時間でハードフォークされるアップデートのようなものである。
Bitcoin ABC | Homeで発表されている。BitcoinABCとは、ビットコインキャッシュの公式クライアント(取引相手)。大手マイナーグループのジハン・ウーが率いている。
なお、11月にもBCHの同様のハードフォークが行なわれる予定。
5月に行なわれるハードフォークの大きな特徴
今回行なわれるハードフォークには、大きな2つの特徴がある。
・ブロックサイズが8MB→32MB
・基本的なスマートコントラクトの実施
BCHのブロックサイズは以前から言われていたように32MBになる。これはビットコインのブロックサイズ1MBの32倍。
もう1点はスマートコントラクトの実施。これはETHの特徴的な技術だ。将来はETHのようにビットコインキャッシュ系のトークン等が生まれるのだろうか?
BCHの手数料はBTCのように上昇しないのか?
箱(ブロックサイズ)を大きくしても大きさは無限ではない。よって利用人数が増え続けたらBTCのように送金が遅れて手数料が上がると思う人はいるだろう。
しかし、32MBまでブロックサイズが大きくなるとPaypal並の処理が可能になる。既に世界中で利用されているPaypalで送金遅れや手数料が上がったなどはあまり聞かない。
現在のBCHの送金手数料は世界中のどこに送っても数円程度。
それ以上にBCHの手数料が高い時があるのは、取引所手数料が上乗せされているため。
取引所により、上乗せ手数料は違う。例えば、バイナンスの場合、BCH送金手数料は0.001BCH。ビットフライヤーが0.002BCHの送金手数料がかかる。(2018年4月段階)
話はそれたが、世界中で使われるようになっても大丈夫なように容量を大きくできるのがBCHである。
最後に
https://www.fsa.go.jp/news/30/singi/20180410-3.pdf
BCHはビットコインに変わる決済通貨を目指しているものの、現状ではビットコインに比べると利用できる店舗が殆どないのが現状。何故なら無名だから。日本では、ハッキング被害にあったネムの方がまだ知られている。
Cryptocurrency Market Capitalizations | CoinMarketCap
とはいえ、出来高はビットコインに近づいてきている。
何より2017年夏に生まれたばかりのまだ新しい仮想通貨である。
BTCとBCHどちらが小額決済に向いているか客観的に選ぶとするとBCH。これから利用店舗を増やしていき、使われていけばBTC以上の価値になることがある。
暗号通貨はお金のイノベージョン。歴史を共に見届けよう。