9月30日に中国の大部分の取引所でビットコインの取引が停止になる。ところが、ビットコインの価格は中国で急回復をしている。それには、中国民法制定が大きく関わっているという。
中国でビットコインの価格が急上昇中
中国では、ICO禁止に続き、中国で一部の取引所(CHBTCなど)を除き、9月30日に仮想通貨が取引停止になる。
これにより一時期は日本と比べて10万以上(1BTCあたり)も値下がった。ところが、ここ最近では中国の価格が急上昇を続け、1万円ほどまで近づいてきた。
価格の安い中国で購入し、価格の高い日本などで売るというアビトラージのために買いが入って中国の価格が上がっているとも考えられる。しかし、日本のビットコインのチャートを見ると、売られたことで下がるどころか上昇しているのだ。
となると、中国でもアビトラージのためだけではなく、普通に保持のために買われているということになる。一体、何が起こっているのだろうか?
中国民法制定にて仮想通貨が電子資産へ
詳しい内容は上のイーサリアム・ジャパンの記事を見て欲しい。要約すると、中国民法制定で仮想通貨が電子資産として認められたということである。
速報:中国メディアJinse によると3月に可決され、10月1日から施行される中国民法の一般原則では #ビットコイン などの #仮想通貨 を電子資産と制定する。この民法によると使用と所持は中国国内で禁止はされないという #Bitcoin $BTC #ブロックチェーン #中国 https://t.co/je4MY5A56f
— 墨汁うまい(BokujyuUmai) (@bokujyuumai) 2017年9月30日
中华人民共和国民法总则_中国人大网より。上の画像は、原文が中文のためグーグルで日本語に翻訳したものです。
このように中国民法制定で仮想通貨が電子資産として認められた安堵(あんど)感から中国でビットコインの買いが入っているとのことです。
10月2日付近のビットコインの値動きについて
BTC/JPYの4時間チャート。1BTC49万まで回復してきた。下値を切り上げて上がっていく良い傾向。下値切り上げということで上昇トレンドになっている。そして、ビットコイン先物では1BTC50万を超えた。
ただし、日足で大きく見ると三尊天井のような形になっている。上昇トレンドであるのは間違いないが、上値を切り上げるまでは危険な香りもする。
また週足にすると、以前よりはマシになっているが、200日線よりもだいぶ上にある。今年の2017年、ビットコインはこの水色の200日線まで定期的に戻る傾向があり、上昇トレンドにはなっているが様子見。
暗号通貨はお金のイノベージョン。歴史を共に見届けよう。