先日、ビットコインのSegwitがアクティベートされた。アクティベートが行なわれると、ビットコインの性能を上げるライトニングネットワークが実現化が可能になった。実はビットコインの成功の影にはライトコインの協力があった。
今日は、ライトコインのビットコインとの関係性やライトコインのビジョン等を書いていきたいと思う。良かったら見ていって欲しい。
- ビットコインのSegwitでライトニングネットワークの使用は可能へ
- ライトコインについて
- 2017年8月25日のビットコインとライトコイン
- ライトコインの課題
- ビットコインとライトコインについて、SegWitとライトニングネットワークのチャーリー・リーのビジョン
ビットコインのSegwitでライトニングネットワークの使用は可能へ
SegWit on Litecoin gets devs excited to build out the LN infrastructure and UI. When Bitcoin finally gets SegWit, LN will already be usable!
— Charlie Lee (@SatoshiLite) 2017年4月28日
こちらはライトコインの生みの親であるチャーリー・リーさんのツイート。英語の記事を見るには、ブラウザをクロームやFirefoxにして日本語翻訳をすると読める。やり方は下記事を見て欲しい。
翻訳するとこうなる。何だかよくわからない翻訳になっているが、下の方の文章を見てみると、「ビットコインが最終的にSegWitを取得すると、LNはすでに使用可能になります!」との記載がある。LNとはライトニングネットワークの略。
ライトニングネットワークが使用可能になると、
・手数料がほぼかからなくなる
この理由としては、ライトニングネットワークにより、マイナーに支払う手数料が減ることが原因。こちらもマイナー達がSegwitに反対し続けていた理由の1つであると言われている。
ライトニングネットワークにより、マイナーが減る=ビットコインの確認をする人が減るが、全く利益がないわけではない。今後もマイニングを行なう人は出てくる。
・小額払いも可能になる
0.00000001BTC(1satoshi)単位での支払いも可能になるので、ビットコインの価値が上昇しても対応できる。
・ミリ秒単位で数千ものトランザクションが可能になる
トランザクションとは取引のこと。つまり、取引が超高速になる。現在は約10分で承認、これに比べると圧倒的なスピードになる。
ライトコインについて
以前、ざっくりとした記事を書いた。ざっくりでよければ見ていって欲しい。
2017年8月25日のビットコインとライトコイン
ビットコイン
BTC/JPYの週足チャート。Segwit完了から調整したものの、非常に高い位置を維持している。時々、水色の移動平均線の25日線にタッチするのですが、今年は1月、4月前、7月とだいたい3ヶ月に1度くらいタッチして調整しに来ている。
11月には今度はビットコインのSegwit2xのハードフォークがある予定。価格変動が激しく荒れるかもしれないが、今後も乗り切って欲しいところ。
ライトコイン
こちらはLTC/JPYの日足。4月は400円だったライトコインだが、現在は5500円ほどに上昇している。上図の青線は僕が適当に引いた。しかし、まるで青線に支えられているかのような上昇トレンド中だ。
だた、現在は、5ヶ月ほどで10倍に上がっている。正直、ちょっと高いかなという気もしますが、保有している。今は出来高が以前よりだいぶ低いのだが、ここから上がってきたら楽しみだ。
ライトコインはビットコインに関係性が深いということで、BTC建てで見るのも面白い。上はLTC/BTC日足チャート。
オマケ:ジハンさんの友人がBCH無料配布!?
ビットコインのSegwitのアクティベートから、数日後、8月24日の日本時間の20時頃。とあるツイートが話題になった。
BitAlien Bitcoin Cash Giveaway! Retweet this, and respond with your BCC address to get $1! Wallet recommendations: https://t.co/4E1EWqlQxK
— BitAlien (@BitAlien_) 2017年8月24日
日本語翻訳版。まるでYoutuberのようなBCHプレゼント企画があった。どうやらこのツイートをリツイートするとBCCアドレスに1ドル相当のBCC(BCH、ビットキャッシュのこと)が無料配布されたようだ。
話題になったのは、このツイートにジハン・ウーさんがリツイートしたことだ。正直、ジハンさんが1ドル欲しさにやるとは思えないので、BCHに力を入れていくことのあらわれなのだろうか?11月にもビットコインのSegwit2xによるハードフォークも行なわれる。また彼は界隈を賑わせてくれそうだ。
Zaifチャットで試した方が数名居たようだ。プレゼントのBCHは、すぐに届いた模様。現在、プレゼント企画はすでに終了した。
さて、ビットコインとライトコインの話題に戻そう。
ライトコインの課題
ライトコインの課題は色々あるが、1つだけあげると「使えるところがほとんどない」 これにつきると思う。
例えば、ビットコインならネットで買い物もできる場所がすぐ見つかるだが、ライトコインは、ライトコインを使ってネットで購入できるものすら少ない。店舗に出向いて、例えば、ビックカメラではビットコインは使るが、ライトコインは使えない。実用的な仮想通貨でありながら、ライトコインが使える場所が少ないのであれば、厳しい。今後に期待。
ビットコインとライトコインについて、SegWitとライトニングネットワークのチャーリー・リーのビジョン
I just published “My Vision For SegWit And Lightning Networks On Litecoin And Bitcoin” https://t.co/lGOzDCxSrd
— Charlie Lee (@SatoshiLite) 2017年1月6日
ビットコインとライトコインについて SegWitとライトニングネットワークのチャーリー・リーのビジョン(展望、見通し)が上ツイートの記事に書かれてあった。
ビットコインとライトコインは似ていることから「ライトコインを使うなら、もうビットコインがあるからいいや。」ということになる。しかし、チャーリー・リーによると、ライトニングネットワークがあってもビットコインは世界の全ての人にサービスを提供することはできないと考えている。
ビットコインの最小単位は0.00000001BTC(1satoshi)だが、もし1BTCが1億円になったとしたら、この最小単位が1円になる。こうなると、もし10円のうまい棒を買うのに最低でも1円の手数料がかかることになる。1ビットコインが10臆になれば10円かかる。こうなると最小の小額手数料といっても高い。このようにビットコインの値が上がると、ビットコインの手数料も上がり、徐々につかいずらくなる。
そんな時にライトコインがあれば分散できるということだが、リーは、ガチで分散が必要なくらい全世界にビットコインとライトコインが広まる壮大な未来を想定している。
非常に難しい説明だが、BTCとLTCが瞬時にリスクなく取引できると書いてある。こうなると、ビットコイン=ライトコインとも考えることができる。
現在、ライトコインはビットコインの時価総額の3.71%ほどしかないが、もし本当にいつでもリスクなく取引できるようになれば楽しみな通貨になる。
また、今回のビットコインのSegwitでライトニングネットワークがすでに実現可能になるなど、ビットコインとライトコインが共存することで良い影響が起こっている。
最終的にライトコインとビットコインで協力して世界取引のニーズを解決していこうというのが、チャーリー・リーさんのビジョン。それで、ビットコインが金とすれば、ライトコインが銀というような表現も納得がいく。
暗号通貨はお金のイノベージョン。歴史を共に見届けよう。