本日はMona(モナー)コインについて調べてみた。
- モナーコイン基本情報
- モナーコインとは?
- モナーコインの特徴
- モナーコインの歴史と価格推移
- モナーコインの使い道
- Monaコインの半減期は2017年7月に起こった
- モナーコインの今後について
- モナーコインを購入するには?
モナーコイン基本情報
ハッシュアルゴリズム:Lyra2REv2
ハッシュとは、わかりやすくいうと言葉を数値で表すこと。例えば「暗号通貨」をハッシュであらわすと「9ef5bfac40cef72d03e1c7727dc37139」などのような数値になる。(数値は適当)コンピュータは日本語が読めない。機械が理解できるように数値に変換する必要がある。ハッシュとは、データを投入して生成される数値のことと思って下さい。
平均ブロック生成時間:90秒
ハッシュの性質上ブロック間隔はランダムになるため、"平均"90秒になるよう条件の調整が行われる。必ず90秒前後で見つかるという意味ではない。
平均ブロック生成時間とは?
例えば、ビットコインの平均ブロック生成時間は10分。これは「マイニング勝利者の計算時間が約10分になるような難易度」ということになる。つまり、平均ブロック生成時間が長いほど計算が難しいことを意味する。90秒で計算できるような仕組みのモナーコインはビットコインよりも手軽にできることを意味している。
ブロック報酬:50 MONA (+送金手数料)
モナーコインはハッシュと呼ばれる関数を解くことによりもらえる報酬のモナーコインを競うゲームとして存在している。1ブロック辺りの報酬は50モナー(+送金手数料)になっている。
報酬半減期間:1051200ブロック
総発行枚数:1億512万枚
当初のアナウンスでは1億6800万枚。ビットコインが2100万枚なので、大雑把にビットコインの5倍の枚数になる、と思って良い。
モナーコインHP
モナーコインとは?
Monacoin(モナーコイン・モナコイン)とは、日本の巨大掲示板サイト2チャンネルのソフトウェア版で、Mr.Watanabe(わたなべ氏、2chpool ◆bzJIFpVqts)によって開発されている日本初の暗号通貨。通貨単位表記は「MONA」。
2013年12月23日に公開され、2014年1月1日より現ブロックチェーンに移行しています。モナーコインもビットコインのように国の管理がなく、非中央集権となっている。
モナーとは「2ちゃんねる」で愛されている猫のようなキャラクターのことで、コインの柄にも使われている。正式名称は「オマエモナー」。詳細を知りたいは下記事で確認して欲しい。
モナーコインは、ビットコインの銀ともいわれているライトコインを ベースにつくられており、とてもよく似ている。
モナーコインの特徴
P2P方式
モナーコインはビットコイン同様のP2P(※)方式(上図右)。
※P2Pとは?
P2Pはピアツーピア(Peer to Peer)の略であり、情報の送り手と受け手が対等な関係で情報を受け渡し合う方式のこと。もともとは上図左の中央管理のものが主流だったが、ある時に誰かが「あれ?みんなで管理すれば中央っていらなくない?」ということで生まれたものが上図右のP2P。P2Pにより中央に力が集まることがなく、みんなで管理していこう!というP2Pは、まさに民主的な仕組みとなっている。
手軽な送金手段、かつ匿名性が高い
モナーコインは、銀行振込などを使わない非常に手軽な送金手段になっている。口座番号をいくらでも作れて、個人情報やメールアドレスすら不要。そして、口座開設にかかる時間は約3分、個人情報と結び付けられず匿名性が高いのが特徴である。
強烈な愛着を持つ日本人が多い
モナーコインは日本で初めて生まれた仮想通貨。日本語の説明があり、日本人がわかりやすくモナーコインに強い愛着を持つ人が多い通貨。
モナーコインを保持している人間の多くは、愛によるものだと勝手に思ってる
— だれかさん (@darekasann_zzz) 2017年5月7日
「数年前ビットコインの情報が日本に入ってきた頃、ネットの奥深くではモナーコインというのが作られてだな……」
— 地球救済ハンター (@hamu_kuchen) 2017年5月8日
👴<久々に 雑誌に取り上げられる
— 須山 (@rikunabitaro) 2015年12月14日
こういうしょぼい取り上げられ方でも盛り上がっていたのが昔のモナーコインなんだよな
今のユーザーは元気がなくて困る pic.twitter.com/01cazH8aTR
モナーコインと共に心中する覚悟はできている<( ◔◞⊖◟◔ )>┌┛┌┛
— 鳩家 (@_hatoya) 2014年9月9日
モナーコインの歴史と価格推移
モナーコインは、もともと素晴らしいコンテンツを制作した人に対してご褒美としてモナーコインを送る善意のために作成された仮想通貨。つまり、ネット上に公開されたコンテンツを、サイトごとではなく仮想通貨の数字という統一した基準で評価するために存在していた。
こちらの土地、最近「3万2001モナ」で売買されました。「モナ」というのは日本初のネット上の「仮想通貨」の単位。ビットコイン騒動で一度は下火になった仮想通貨、いま「日本発」で次の動きが出始めています。経済事件簿でお伝えします。#wbs pic.twitter.com/HdQhjH56T6
— WBS(ワールドビジネスサテライト) (@wbs_tvtokyo) 2014年7月7日
しかし、2014年にモナーコインが土地の売買に使用され、大きな話題になった。
monacoinのアドレスも作った。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014年7月9日
MKki8q56xAS2E9VtJyBp5HyomnCkrTYcKt
また同時期に、ホリエモンこと堀江隆文さんがモナーコインを所持していることがわかった。かつては、プロ野球買収まで目論んだホリエモン。その後、脱税で逮捕されたが、今でも一部のネット界隈では強い人気を持っている。最近では「多動力」という書籍が話題になった。
この時、モナーコインの価値は急上昇、1モナあたり100円付近まで上昇。しかし、これといった使い道がなかった当時のモナーコインは売りが集中し、最終的に価格は1円以下まで下落した。1/100まで下落するのは恐ろしいが、現実であった。
以後、再び上昇しはじめたものの、モナーコインは低迷の時代を迎えることになる。特に2015年の7月から2016年にかけては下降を続けることになった。
モナーコインsegwit実装おめでとう!! #monacoin #segwit pic.twitter.com/sGgOFCE3pe
— モナーコインbot (@Monacoin_bot) 2017年4月27日
ところが、2017年モナーコインに転機が訪れます。2017年4月モナーコインは世界初のSegwit実装となる。Segwitは簡単にいうとその通貨の性能が大きくあがる。Segwitというに関して詳しく知りたいものは下記事を見て欲しい。
見にくいが、モナーコインの2014年からの全体的な価格推移は上図のとおりです。ここ最近は、特に出来高(灰色のグラフ)が急増しているのが特徴。
しかし1円→100円→1円→100円→現在57.3円とギャグみたいな値動きである。
モナーコインの使い道
モナーコインは実際に使用できるサイトがある。他の理想で上がっている通貨に比べると実用的である。代表的なものを記載して見よう。今後はさらにモナーコインが使えるサイトが増えるだろう。
Monappy
Monappy | Home - Monacoin Portal&Wallet
品揃えはまだまだですが、モナーコインで同人誌や商品券などが購入できます。
コインギフト
コインギフト | モナーコイン・ビットコインでAmazonギフト券・iTunesカードが買える!
アマゾンギフト券やiTunesカードを購入できるサイト。
ビットコインモール
デジカメ・スマホ・タブレットPCなどが購入可能。
Monaコインの半減期は2017年7月に起こった
Monacoinの半減期(採掘報酬が25枚になる)は、1051,200ブロック目に設定されており、2017年5月19日現在は997,667ブロックだった。予測通り2017年の7月ごろに半減期が起こりった。モナーコインにかかわらず、このように半減期はある程度の予測が可能である
半減期後は、モナーコインのチャートはこれからどうなるのか?現在は57円まで下がり、また1円まで落ちるかと心配するものがいるかもしれない。というわけで半減期後の他通貨の通貨の値動きを見てみよう。
ビットコインの半減期前後のチャート。半減期前は大幅に上がり、下がって1段階価格が上昇。これはビットコインだけではなくモナーコインでも言えること。特徴としては、半減期の頃にはすでに値段が落ちている点。
↑こちらはライトコインの半減期前後のチャート。2015年の8月頃。ビットコインと値動きが似ている。ビットコイン同様に価格が急激に上がり、下降している。しかし、結果として以前よりも1段階上昇。
こちらはモナーコインのチャート、ピーク時に半減期が起こった。ビットコインとライトコインの動きと似ている。
モナーコインの今後について
はっきり言ってモナコインの評価は低い。性能はライトコイン並、コミュニティの結束は強い。なぜ上がらないのかを考えてみると生みの親の不透明さ、2chのイメージもあるのだと思う。ただ、これは時が解決するだろう。
しかし、モナーコインは1円以下→100円近く→1円以下→100円→57円(←イマココ)と価値が乱高下する投機性の非常に高い通貨であり、仕手の遊び場となっている。
今後もまた1円になるのではないか?と思うかもしれないが、Segwitが世界初など2017年モナーコインの現状は変わりつつある。
モナーコインが海外勢主導で上がるのは珍しい、、なにかあったのか pic.twitter.com/9AmquV1BkT
— モナーコインbot (@Monacoin_bot) 2017年5月8日
モナーコインは日本初の仮想通貨であり、近年、海外での取引も増えている。日本円同様、日本の通貨は信頼されつつある。
これは好材料。テックビューロ上場からのMONA爆上げ期待してます。
— モナーコインbot (@Monacoin_bot) 2017年5月17日
テックビューロが全銀協『ブロックチェーン連携プラットフォーム』にmijinの製品情報を提出し、2つの新コンセプトを公開 https://t.co/VrSJPNjNWB @mijin_ioさんから
モナーコイン取扱のZaifを運営するテックビューロ社の好材料も良い傾向。近々、上場するのではないか?と言われている。同じくZaifで取扱のネム(XEM)も価格が上昇している。
僕は本来のモナーコインの当初の目的であるチップ感覚の「投げモナー」としての役割がもっと広がると良いな、と思っている。従って、Zaifのコイン積み立てとして月に少しずつだが、モナーコインを購入している。いつか良コンテンツ配信者に気軽にモナーコインを投与できる環境になると良いな。
http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf
現在、金融庁で登録され認められた取引所は1つもない。法整備が追いついていないため今年の10月までは正式に決められないという形になっている。現在、各取引所での申請はあるようだ。(実際に電話で確認した。)
http://www.fsa.go.jp/common/about/20170403.pdf
ということで、2017年10月までは正式な金融庁が認める取引所はないものの、モナーコインを扱う取引所も増えてきており、何より日本初ということで親しみが持てる。根強いファンも多く、近年、取引量が増えているので期待の持てる通貨ではある。
モナーコインを購入するには?
モナーコインを購入するのはZaifがおすすめ。手数料がマイナスなので、短期売買する人には売買で利益が出るので特にオススメ。
手数料も安めで、どこかの証券会社と違って、基準が違う根拠のない比較がないのが好印象。
暗号通貨はお金のイノベージョン。歴史を共に見届けよう。
モナーコインの購入ならZaif取引所