2017年8月1日 21:20頃より「Bitcoin Cash」(BCC)に係るビットコインの分岐が起こる可能性が高くなっている。
ビットキャッシュとは?
ビットコインの似ているが、これまでのビットコインのブロックチェーンに影響をもたない。ビットコインの勢力争いから生まれた新たな仮想通貨と思ってよい。まだ確実にビットキャッシュが生まれるかはわからないが、その可能性は現段階では非常に高い。
公式HP:Bitcoin Cash | Home
↑詳細は上ページで書かれている。2017年7月18日に上のホームページが出現した。ただし、リンク先は英語。技術的なことは除いて、要点をまとめる。
・ビットコインの新たなハードフォーク案。ハードフォークしても現在のビットコインには影響がありません。
・2017年8月1日、日本時間の21:20にハードフォークが実行される。実行はほぼ確定
・分裂前の今のビットコイン(BTC)を持っている場合、同数のビットキャッシュが得られる。
・複数の開発者の独立したチームで開発されているとういうことだが、ジハン・ウーさん率いるビットマイン社が関係している可能性が高い。
↑公式ページを日本語翻訳したもの。よくわからない翻訳になっているが、了承して欲しい。
ビットキャッシュの公式ページの上にビットコインABCのロゴがある。
BitcoinABC、これはジハン・ウーの会社ビットマイン社のソフトフォーク対抗案ですね。BitcoinAsicBoostCompatible=ビットコインABCという訳です。
AsicBoostは、ビットマイン社のマイニングの機械。ビットコインABCのロゴがビットコインキャッシュのページにあるということで、ジハンの会社ビットマインが関わっている可能性が高い。
ビットキャッシュの利点
ビットキャッシュのページによると、、
・速い
・信頼性がある
・低料金
・シンプル
・安定
・強固
これは現在のビットコインと同じで特に際立った特徴は見られない。
↑グーグルで日本語に翻訳したもの。
ビットキャッシュは金(Gold)とお札(Flat)より優れていることがアピールされていた。 今のビットコインも全部「Yes」になる。
ビットキャッシュの影響
さて、新たなビットキャッシュというハードフォーク案、しかも8月1日に実行されるということである。
・BCCを入手するためにビットコインを購入
ビットコインの保有分だけBCCがもらえるなら、ビットコインに一時的に資金をうつす人は多いと予想できる。したがって、分裂直前にビットコインは価値を上げ、分裂後は大きく価値を下げる可能性がある。
・BCCが分配された後は・・・
BCCに興味のない人や、BCCを邪魔に思う人たちが配布されたBCCを速攻で大量に売り飛ばす可能性がある。また、既存のビットコインからBCCに覇権を移そうとその逆の可能性もある。
またBCCをもらった後は、一時的にビットコインにしていたものを現金やアルトコインなどに戻す可能性がある。
イーサリアム(ETH)のように分裂したら両方あがっていくのがベストだと思うが、8月1日後の分裂後すぐは、ビットコインやBCCは政治的な思惑により、大幅に価値を下がる可能性もある。
・ビットコインがわかれて価値を保てるのか?
BCCは既存のビットコインのブロックチェーンに影響しない別物と言われている。しかし、今までビットコインのマイニングに携わってたビットマイン社等がBCCよりになるのであれば、ハッシュパワー(採掘力)が落ちる。ビットコインの性能が上がったとはいえ、今の価値を保っていられるのかは疑問。
最後に
何が言いたいのかというと、市場には安心感が漂っているが、8月1日前後に反転するような大きな値動きがある可能性がある。十分に気をつけて欲しい。
暗号通貨はお金のイノベージョン。歴史を共に見届けよう。