分裂問題で揺れていたビットコインであるが、ようやく問題は収束しつつある。
BIP91ロックイン!Segwit2x実装へ
ビットコインはSegwit2xという方向に進みそうだ。これはビットコインの性能を大幅にあげる方針であり、現在のビットコインと互換性がある。つまり、1番安全な案が採用されたことになる。
これはBIP91というものがロックインされれば、Segwit2xが決まると言われていたが、ついに早朝BIP91がロックインされた。ロックイン状況は、https://www.xbt.eu/で確認できる。カラフルなヒヨコが荒れ狂うように動いていて、一瞬、ウイルスかと思うかもしれないが大丈夫だ。
支持率93%、336ブロックのうち269ブロック(80%)であればロックインという仕様。このことからSegwit2xが行なわれることがほぼ確実となり、市場に安心感が漂い、価値は大幅に上昇した。
ビットコイン価格、大幅上昇へ
たった1日で25万→32万まで上昇。一時期、20万付近まで落ちたが、現在は調整中で30万円台前半を推移している。出来高も非常に多い大陽線がある。多少の上下はあると思うが、最高値である34万を超えるのは時間の問題であろう。
以前、記事にしたゴールドマンサックスの予想通りの展開になっている。
この記事でビットコインの買いポイントは20万と25万付近とあげた。読んだものはよい時期で購入できただろう。今の大陽線から20万以下まで下落する可能性は少ないと思う。
短期的なビットコインの値動きについて
現在は、あまりにも短期間で大幅に上昇し続けたため、調整気味で下落している。1ビットコイン今は30万強だな。ピーク時は32万を越えていた。が、下がっても短期的には28万前後で止まると思う。
ただし、不気味な動きもある。BIP91がロックインされ、相場は安心感が漂いはじめたが、警戒は必要だ。ビットキャッシュという、現在のビットコインとは別物であるが、新しい仮想通貨案が出てきた。その影響で8月1日付近は28万以下に下がる可能性もあることを頭の中に入れておいて欲しい。
ただし、ビットキャッシュが生まれるといってもUAHFのような、つまり既存のビットコインが危なくなる可能性はほぼない。イーサからイーサリアムクラシックのような新しいコインが生まれるだけである。
もし、このビットキャッシュが生まれた場合、既存のビットコインの枚数に応じてこのコインがもらえるそうだ。国内最大手の取引所であるビットフライヤーはビットコインキャッシュを扱う予定である。コインチェックやZaifなどはビットキャッシュを扱うのかは現段階では不明。今後の動向に注目したい。
今後のビットコイン
これまでビットコインは多くの問題を乗り越えてきた。2017年だけでも1月の中国取引所規制、3月のETF上場否認やHF問題、そして現在のビットコイン分裂問題など、大幅下落という様々な成長痛がありながらも、最終的にはそれ以上の価値をつけて乗り越えてきた。今回もその歴史的な1ページにすぎない。
これからもビットコインは浸透していく。煽るつもりはないが、少なくともなぜこれだけ浸透しているのかを知っておかないと時代に乗り遅れるのは間違いない。
ビットコインの利点は
・小額からはじめられる(誰でもできる)
・利回りがない(格差が生まれにくい)
・簡単(株より参加が楽)
・ビットコインのセキュリティが2009年からたった1度も破れたことがない。破られたのは管理している会社のセキュリティでビットコイン自体ではない。
・手数料が安い
僕は仮想通貨市場は株式を越えると思っている。
暗号通貨はお金のイノベージョン。歴史を共に見届けよう。