この所、暗号通貨全体は停滞気味の中、ライトコインが急激に値を上げている。
わずか3日でライトコインが150%上昇
7月3日前から~本日の7月5日で1ライトコインの価値が約4200円→6300円と150%上昇した。ビットコインが停滞気味の中、一体なにが起きたのだろうか?
どうやらアマゾンからの公式声明発表でビットコイン&ライトコインを支払い方法に加えると発表があったようだ。恐らく、これが急激にライトコインが価値を上げた原因かと思われる。
しかし、ライトコインの生みの親であるチャーリー・リーのツイートによると、「アマゾンがライトコインを支払受付するという部分を修正してもらいました。自分の知る限りはこの噂はフェイクです。」とツイートされている。
ライトコインの利用を増やす活動
ライトコインは現在のビットコインの性能を超えている。しかし、それにも関わらず価値を上げないのは利用できる場所があまりにも少ないからだ。ビットコインとライトコインは似ているので、ビットコインが浸透しているからライトコインは使う必要はないんじゃないか?というのが現状である。
そんな中、アマゾンのCEOであるジェフベゾフに対して、アマゾンでビットコインとライトコインを使えるようにして欲しいという嘆願書がある。この嘆願書に賛同することにより、Amazonでの仮想通貨受付が行われる可能性がある。賛同は、名前メルアド郵便番号だけで簡単に賛同が行える。詳細は「こちら」
署名は1ヶ月前の2017年6月頃から始まっており、現在5215人集まっていた。
アマゾンは上のロゴにもあるようにa→z、つまり始めから終わりまで全ての制覇を目指しているような会社である。実際、アマゾンは色々なことに手をつけ始めている。暗号通貨をより多くの人が使うようになったら、自らアマゾンコインなどをつくるだろう。
ゆえに、嘆願書を送っても、いつでもどこでもビットコインやライトコインをアマゾンで使うことは難しいだろう。しかし、もし当たり前のように使えるようになったら急激に価格は上がるはずだ。
ちなみに、アマゾンギフト券ならビットフライヤーを始め、様々な場所でビットコインで購入できる。一方、ライトコインは探せばあるのかもしれないが、パッと検索してもアマゾンギフト券すら購入できない。
ライトコインの使い道が増えることが課題か?
ライトコインはSegwitも完了しておりビットコインより性能は良い。しかし、使える店がビットコインに比べて圧倒的に少ないのが難点だ。現在、ビットコインが色々な場所で既に使える。ビットコインに似ているなら別にライトコインを使わなくてもビットコインで良くない?という感覚もあるのだろう。
ただし、8月1日のビットコイン分裂の結果次第では、ライトコインが脚光を浴び価値を急激に上げるのかもしれない。アマゾンで使えるというフェイクニュースも、ライトコインの上昇に対して、ビットコインの方は大して上昇しなかった。ひょっとすると、今回のライトコインの急激な上げもアマゾンのニュースだけではなく、ビットコインの分裂問題を見越したライトコインの買いが入っているのかもしれない。
ライトコインが実際に使えなければ、それこそ金や銀、アンティークコイン等で良いだろう。これからどれだけライトコインの利用場所を増やしていけるかがライトコインの大きな課題である。
暗号通貨はお金のイノベージョン。歴史を共に見届けよう。