現在18歳の少年がビットコインミリオネアとなったことが話題になっている。
エリックフィンマンくん(Erik Finman)18歳は、現在、403ビットコインを保有。イーサリアムやライトコインなど数種類の暗号通貨も保有する。現在の日本円の価格にすると1億円を超える額を所持していることになる。
2011年、エリック君は12歳の時に貯金していたお小遣い1,000ドルを元手に当時12ドルであったビットコインを購入し投資を始めた。彼は15歳の時、通っていた高校教師に「ドロップアウトしマクドナルドの店員にでもなれ」と言われ中退した。2013年に1,200ドルとなったビットコインを売却し、100,000ドルを手にBotangleというオンラインレッスン起業を立ち上げた。彼同様に学校に不満を持つ生徒たちがオンラインチャットで授業を受けれるという仕組みである。後に彼はBotangleの売却を行う。10万ドルもしくは200ビットコインで買い取るという投資家と合意し200BTCで売却を行った。当時のビットコイン価格は200ドルであった。その後、暗号通貨投資やNASAのロケットプロジェクトに参加したりとやりたいことをやりながら生活している。
彼は「私は学校を卒業し学位を得ることに全く価値を見出ない。単位の為にエッセイを書くことより、どうやって仕事を得るかなど、より大事なものを得ることができた。インターネット上にはあらゆる情報がありYouTubeやWikipediaなどで様々な教育を無料で受けることができる。」と上動画で語っている。
2017年6月現在、CryptoCurrency Market Capitalizationsによると、ビットコインの時価総額は約2兆です。ここ最近はビットコイン以外の暗号通貨の時価総額もあがってきました。しかし、これでもまだトップのビットコインの時価総額は2兆レベルなのだ。金融市場の8000兆に比べるとあまりにも小さい。これからどこまで暗号通貨がこのビックマーケットに食い込んでいけるのか注目である。
ビットコインの価格推移は上のグラフ通り。何度か下降したが、全体で見ると順調に上昇しているのがわかると思う。2009年から始まり、かつては1ビットコインが1円以下であったが、今は1ビットコインが30万ほど。もう上がらないと思うかもしれないがこれでも時価総額2兆レベルなのである。
キプロス危機から始まり国家に対する不安から上昇していったとされている。かつ、ビットコインが送金がはやく、手数料もやすく便利ということも加わり急激に上昇していった。
しかし、僕は本質は違うと思う。ビットコインがここまで広がったのは、市場に万民が参加しやすいから。この点が非常に大きいと考えている。本日紹介した18歳のミリオネアの少年が12歳の時にお小遣いでビットコインを購入できるくらい簡単に購入できるのが魅力だ。多くの人は、高校を中退した子供でも小額から参加できるビットコインの敷居の低さが発展に繋がった点に気がついていない。真のお金の平等とは、制限がなく世界中の誰でも市場に参加でき、使える点にあると思う。
僕は制限のある株式市場から、貧困層だろうと、どの国家に属していようと誰もが参加できる暗号通貨市場が将来的に逆転すると考えている。
暗号通貨はお金のイノベージョン。歴史を共に見届けよう。