暗号通貨時代へ ~お金の歴史が変わる時~

暗号通貨時代へ ~お金の歴史が変わる時~

暗号通貨はお金のイノベージョン。歴史を共に見届けよう

イーサリアム(ETH)の今後を左右する「メトロポリス」が9月末に実施予定。

f:id:moneygamex:20170828144401p:plain

イーサリアム(ETH)の「メトロポリス」9月末頃に実装されるということが発表された。

※ETHで何が起こっているのか?流れを掴むためのざっくりとした記事になる。

メトロポリスって何?

f:id:moneygamex:20170828144849j:plain

メトロポリスとは、イーサリアムのアップデートの名前のこと。

イーサリアムには以下のような開発段階が4段階ある。

1.フロンティア(Frontier)

2.ホームステッド(Homestead)

3.メトロポリス(Metropolis)

4.セレ二ティ(Serenity)

今回予定されているのは、現在のホームステッドから3段階目のメトロポリスにアップデートする。最後はセレニティで完成となる。

2段階目のホームステッドは2016年3月に行なわれた。

 

メトロポリスで変化する主な4つのこと

www.coindesk.com

上記事にイーサリアムの発案者「Vitalik Buterin」のメトロポリスに関して述べている記事があった。

イーサリアムは、かつてハッキングがあった「THE DAO事件」が起こり、ハッキングされ、イーサリアム(ETH)とイーサリアムクラシック(ETC)に分裂した。これを踏まえて、今回は主に4つの改革が起こるとされている。詳しくは下記事に書かれてるが、ざっくりとその4つをお伝えしたい。

cointelegraph.com

1、プライバシー保護強化

新しい「zk-SNARK」または「ゼロ知識」の証明が付随される。これは匿名性の高いZcashと共同で開発した技術が用いられている。ユーザーは過去よりも高いレベルで匿名トランザクション(取引のこと)を実行、つまり、プライバシーが保護される。

 

2、スマートコントラクトの簡略化によるコスト削減

イーサリアムのプログラミングと目玉であるスマートコントラクトがはるかに簡単になり、現在のプログラマーの負担を軽減。また、取引が実行されたときに(ガスを調整し、請求書を決済して)コストを節約できるようになる。

 

3、セキュリティ強化

THE DAOのような事件が起こらないようにユーザー自身で秘密鍵を持つアドレスを決めることができ、セキュリティを強化できる。これをマスキングという。量子コンピュータの攻撃に対してもネットワークセキュリティを強化するものとなる。

digital-philosophy19.com

上記事にあるが、量子コンピューターが完成すると、既存の0と1でできているような暗号パスワードが全て打ち破られるとも言われている。量子コンピューターがあるから仮想通貨をやらないという人もいるくらい期待されている分野だ。

 

4、マイニング方式移行(POW ⇒ POS)のための準備

ETHのマイニングにおける「プルーフオブワーク(POW)」から「プルーフオブステーク(POS)」に変更するための準備がなされるといわれいる。POW→POSへの移行ですね。マイニング方式に関してご存知なければ下記事をご覧下さい。

moneygamexx.hatenadiary.com

現在のETHはビットコインと同じでPOWというマイニング方式をとっている。これは、ビットコイン同様に多くのお金と電力がかかる。上記事でも書いたが、POWのETHの年間消費電力は小国1国分(キプロス、ブルネイ等)と同じ電力くらい多い。

POWが現在のETHのマイニングの方式ですが、POSは、個人がそれぞれのコンピューターをつなぐだけでマイニングができ、通貨を持っているだけで金利のように増えていくという仕組み。大量にETH持っていると有利なので保有していると得になる。

つまり、ETHはビットコインと同じPOWだとマイニングに莫大な電力がかかるため、電力がほとんど無視でき、処理がはやいPOSに置き換えようとしている。ただ、POWがPOSになるということは、現状のETHのマイニングのために高い機材を揃えた人は納得がいかないだろう。どうなるかは今後も注目したいところだ。

もっともPOS移行は、下で記載するディフカルティボムという問題を解決しないと先には進めないが、今回のアップデートではPOS移行の中間段階になるように設計されている。これは「エテリアムアイスエイジ」などと呼ばれている。

 

メトロポリスでETHは上がる?

ググって見ると賛否両論なのが現状。過去のアップデートのデータでは上がっているが、問題点もあり、下がると予想している人もいる。

ethereum-japan.net

メトロポリスにより、イーサリアムが抱えてきた隠れていた問題が、表に見えてしまうとも言われている。例えば、上記事のディフカルティボムはその一例。ETHのマイニング(採掘)の価格(報酬)が高すぎるという指摘が以前からあった。今回のアップグレードにより、マイナーの報酬は現在を維持できず下がることで、マイニングをする人が減って価格が下がるという予想をしている人もいる。

一方で、過去のアップデートの時のように価格は上がる。と述べている人もいる。実際、過去のアップデート時はどうだったんだろう?ということで調べてみた。

f:id:moneygamex:20170828162344j:plain

こちらは第1段階フロンティア ⇒第2段階のホームステッドに移行した前後のグラフ。上表の下矢印の部分が、その移行日である2016年3月15日となる。

確かに上がっている。少し前から出来高が上がり始め、アップデート日がピークなのはわかりやすい。もっともその後は、いったん落ちてから再び最高値を更新することになる。

 

メトロポリスは9月末?

2017年8月25日にイーサリアム開発者からメトロポリスの最終テストに関するスケジュールが発表された。しかし、「実行テスト」が「 8月末から 9月初旬」に行われることが正式に発表されたものの、若干の遅れが生じると言われている。

 

実行テスト期間は「 3〜4週間」の期間が必要ということだが、ここから考えるとイーサリアムのハードフォークの実行は9月下旬から10月初旬になるのではないかと考えられている。ただ、どんどん先延ばしになっているということで、この時期に確実に行なわれるかはわからない。さすがに今年中には来るだろうと思っている。

 

2017年8月28日のイーサリアムの状態等

f:id:moneygamex:20170828165543j:plain

こちらはETH/BTCの日足チャート。かつては0.15付近まで上昇したが、ICO需要による送金遅れなどが問題となり、現在は0.08付近と半分くらい価値を落とした。数日前までは0.064まで落ち、poloniexでは0.05まで落ちた。

現在、メトロポリスの影響か、ビットコインが安定してきたためか、上がってはいるが、(一目均衡表の)雲が非常に厚く、何度も跳ね返されており、なかなか上にいけない状態である。

f:id:moneygamex:20170828170157j:plainETH/JPYの日足チャートも載せる。 

現在、日本円では1ETH約37500円、1年前はETHが800円と考えると、たった1年でETHは約47倍も伸びている。正直、現在の位置でも非常に高い位置にあり、時価総額もだいぶ上がった。ここから大きく急騰するかを考えると、若干疑問に思う。

 

少なくともメトロポリスまではロングで入っているものの、状況次第では損切り予定。正直、今のETHの地合はよくない。また11月にはビットコインのハードフォークも残っており、巻き添えをもらう可能性もある。くれぐれも気をつけて欲しい。

暗号通貨はお金のイノベージョン。歴史を共に見届けよう


セミリタイアランキング